reMarkable 2に日本語フォントを入れる
2023-05-03
reMarkable 2という電子ペーパータブレットを気に入って使っているのですが、ファイル名の日本語(正確にはラテンアルファベット以外の)文字が「□」と表示されてしまうという問題がありました。対応フォントが入っていないのが原因らしいので、フォントを入れてみました。内部はLinuxになっているので、いろいろいじれるようです。
reMarkable 2のソフトウェアバージョンは3.3.2.1666でした。
手順
- reMarkable 2をUSBでPCにつなげる
- SSHかSFTP1でreMarkable 2にアクセスする
- ホスト:
10.11.99.1 - ユーザー:
root - パスワード:本体の「設定→Help→Copyrights and licenses→General Information」から確認
- ホスト:
- 日本語フォントをインストールする
/home/root/.local/share/fonts/ttf/takao-gothicを作る- Takao Fontsから、
TakaoFonts_00303.01.zipをダウンロードする - 解凍して出てきた
TakaoPGothic.ttfをtakao-gothicにコピーする
- その他の言語フォントをインストールする
/home/root/.local/share/fonts/otf/notoを作る- Noto Fontsから、目当ての言語フォントをダウンロードする(Noto Sans Traditional Chinese, Simplified Chinese, Koreanなど)
- 解凍して出てきた
NotoSansSC-Regular.otfなどのファイルをnotoにコピーする
reMarkable 2を再起動する- [2025-04-12追記] reMarkable Paper Proが発売され、ファームウェアもメジャーアップデートがありました。上記手順はまだ有効ですが、本体の再起動のかわりに次のコマンド実行する必要があります
fc-cache -fv:フォントのキャッシュを再構築するsystemctl restart xochitl.service:xochitlを再起動し、再構築したフォントキャッシュを読み込ませる
- [2025-04-12追記] reMarkable Paper Proが発売され、ファームウェアもメジャーアップデートがありました。上記手順はまだ有効ですが、本体の再起動のかわりに次のコマンド実行する必要があります
[2025-04-12追記] reMarkable Paper Proに対しては追加の手順が必要です。詳しくは、このサイトをご確認ください。
雑感
日本語もNotoフォントでも良かったんですが、Takaoフォントの方がややこぶりでUI向きかなと思いました。
TakaoフォントはIPAフォントからの派生プロジェクトで、IPAフォントの元となったタイプバンクのTBゴシックとTB明朝を作った林隆男さんのファーストネームから命名されているそうです。
林さんのお名前は最近では、高田裕美さんの本『奇跡のフォント』でもお見かけしました。
