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Keyboardio Atreus

2020-11-14

きっとエンドゲームなどというものは存在しないのでしょう。

Keyboardio Atreusが届きました。例によってKickstarterでバックしていたものです。 なぜかKickstarterでキーボードを買いがちですね。

Atreusというボードはコンパクトなエルゴノミックキーボードです。もともとはキットとして販売されていたものですが、原作者とKeyboardioとのコラボによって完成品として販売される運びになったようです。

44キー(オリジナルは42キー)の40%キーボードですが、ちょっと変わった形です。キーをこのように配置することによって文字入力時に肩や手首を自然な角度に保つことができるというのが、エルゴノミックたる所以ですね。私は普通のキーボードでも不調を感じたことがないので(たぶん不調を感じるほど働いていないから)エルゴノミックキーボードに対しては、ふーん、という感じだったのですが、今回は40%だったのとお手頃1だったのでつい手を出してしまいました。


3週間ほど使ってみた結果、びっくりするほど満足しています。正直配列にはまだ全然慣れていませんが、全体的にはすごくしっくりきていて、2週間目くらいからたまにHHKBを使うと窮屈に感じるほどにはなじんでいます。

配列とファームウェア

やはり最大の関門は配列です。左右とも一番外側の列(ESCやTab、Ctrl、Shift、Backspace、Enterなどがあるはずの列)がないので、それらを一番下の行に集中させなければいけないわけですが、なかなか配置に悩みます。今のところ、3つのレイヤーを使っていて、このようにしています。Shiftの位置が全然しっくりきませんが(最適解が分からなすぎて、デフォルトレイヤーにShiftを3つ配置しています。zの長押しでShift、aの長押しでCtrlも試してみたのですが、微妙に遅延が発生するので止めました)、マッスルメモリーに期待することにしましょう。




デフォルトではKeyboardioのKaleidoscopeというファームウェアが載っていて、コマンドラインから書き込めるほか、Chrysalisというソフトウェアで簡単なカスタマイズができます。対応するQMK Firmwareも公開されているので、気になる方は試してみるとよいでしょう。

スイッチ

今回、スイッチをKailhのBOX Brown、BOX White、BOX Red、Speed Copperから選べたので、BOX Redにしてみました。クリッキー、タクタイルを経て、Healios以降リニア好きになっています。BOX Redは打鍵感は軽いけれど少し粘り気があり、音は茶軸に近い感じです。ホットスワップ対応なので、HealiosやNovelKeys Creamに変えてみたりもしましたが、結局BOX Redが一番気に入っています。

これまでは全然気にしていなかったのですが、スイッチがどこにマウントされているのかで打鍵感がだいぶ変わることに気が付きました。NovelKeys Creamを入手したことで潤滑剤にも興味が出てきたので、キーボードの世界にもう一歩踏み込みことになりそうです。

ちなみに、完成品のKeyboardio Atreusは、PCBとスイッチの間に静音フォームが敷かれていますが、遊舎工房が扱っているキットにはフォームが入っていません。なぜ知っているかについては、お察しください。

2020-11-25追記:すみません、こちら完全なる誤情報でした。キットにも静音フォームが敷かれています。また、完成品とキット共に、静音フォームが敷かれているのはPCBとスイッチの間ではなく、PCBとケースの間です。)


  1. Kickstarter価格が$99、リテール価格が$149なので、リテールだとあまりお得感はないけれど、価格相当の品質ではあると思います。 ↩︎